世界のビーズの歴史

【イタリア】
古代ローマのガラス産業が、ベネチア・ムラーノ島のビーズ製造へと発展していきました。
実は、ムラーノ島は、ルネッサンス期から、世界中のビーズ通商を支配していました。
その伝統には、モザイクガラス・シードビーズ・装飾ガラス細工などがあります。
ナポリでは、珊瑚のビーズが何世紀にも渡って製造され、珊瑚のビーズ産地として有名です。

【中央ヨーロッパ】
ボヘミアとモラヴィア(現在のチェコ、スロバキア)は、ガラスビーズ製造で良く知られています。
元来、ガーネット切削で有名だったこの地域に、14世紀にベネチアから逃れて来た人々が、技術を広めました。
現在は、ヤブロネクに拠点を置く国営組合が、安価なクリスタルカットガラスや、ガラス細工製造を専門に行っています。
ババリアのニューガブロンツは、ヨーロッパのファッションジュエリー主要地です。
1945年以降ズデーテン地方のドイツ人避難者やユダヤ人のガラスビーズ職人、金属工、切削工、研磨工などが、ヤブロネクから来たのがビーズ製造の始まりです。
代理人が下請け職人からビーズを集め、押し型ビーズなども大きな工場で生産されています。
オーストリア、チロル地方のワッテンはスワロフスキークリスタルビーズの故郷です。

【アフリカ】
古代エジプト人により開発されたガラスビーズは、紀元前200年頃から、アラブ人の貿易商によって、インドからアフリカに持ち込みました。
1680年以降は、大量のビーズがアフリカに入りました。